TOEICはリスニングとリーディングから構成されていますが、リーディング対策に時間がかかってしまって、リスニング対策になかなか時間を回せない方も多いのではないでしょうか。
特に、リスニングはリーディングのように何回も読み返す(聞き直す)ことができないため、スコアを上げられなくて困っている方も多いと思います。
実はTOEICのリスニングは、コツをうまく活用することができると、効率良くスコアを上げることができます。
もちろん、コツやテクニックだけに依存せずにリスニング力自体を上げる必要はあり、リスニング力を上げるためには、なぜ音声を聞き取れないのかを把握した上で対策することが必要になりますが、コツを把握しておくのとそうでないのでは、解きやすさが大きく変わります。
そこで、本記事では、
・TOEICのリスニングが聞き取れない理由
・TOEICのリスニングで点数を上げるための勉強法
・TOEICの各Partで点数を上げるコツ
などをご紹介していきます。
TOEICのリスニングの点数がなかなか上がらなくて困っている方はぜひ最後までご覧ください。
TOEICスコアが伸びない、効率的な学習方法がわからないと悩んでいる方へ
TOEICはPart1からPart7まで幅広くカバーする必要があり、独学だと時間がかかる場合があります。
お金はかかりますが、英会話スクールを使用して解き方のコツやアドバイスをもらいながら短期間でスコアを伸ばす方法も1つの選択肢です。まだTOEICを受験したことがない方やスケジュールを立てる時間がない方、その他にもお悩みがある場合は一度無料相談してみると良いと思います。
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まだTOEIC対策を始めたばかりでどこから手をつけたら良いか分からない方は先に下記記事をご覧ください。
TOEICリスニングの問題形式と構成
まずは、TOEICリスニングの問題形式と構成についてご紹介していきます。
TOEICリスニングは約45分で合計100問に回答します。満点は495点です。
リスニングは回答するスピードが全員同じであるため、時間配分は特に気にする必要はありません。
リスニングは、下記の4つのPartに分かれています。
問題形式 | 問題数 | |
---|---|---|
Part1 | 写真描写問題 | 6 |
Part2 | 応答問題 | 25 |
Part3 | 会話問題 | 39 |
Part4 | 説明文問題 | 30 |
まずはそれぞれのPartの問題形式を確認していきましょう。
Part1:写真描写問題
TOEIC Part1は写真描写問題です。
Part1のページには写真が印刷されており、この写真に対して、4つの英文が読まれます。
写真には、基本的に下記4種類があります。
・一人写っている場合
・二人写っている場合
・三人(以上)写っている場合
・風景画像
読み上げられた4つの英文から最も写真の状態を表現できている文章を選択します。
Part1の詳細な概要はこちらをご覧ください。
Part2:応答問題
TOEICのPart2は応答問題です。
読み上げられた短い文章に対する回答を3つの選択肢から選んで回答します。
その他のPartと異なり選択肢が3つしかないため、慣れれば解きやすいです。
問題用紙には「Mark your answer on your answer sheet.」とだけ記載されており、問いかけも選択肢も記載されていません。
下記の通り、問いかけにはいくつかのパターンがあります。
・疑問詞で始まる疑問文
・それ以外の疑問文
・YesかNoを尋ねる形
・付加疑問文
・否定疑問文
・AorB形式の疑問文
・平叙文
問いかけのパターンを把握し、テンポよく正解の選択肢を判断する力が必要となります。
Part2の詳細な概要はこちらをご覧ください。
Part3:会話問題
TOEIC Part3は2~3人の会話です。
会話を聞いて、その会話に対する質問が行われ、基本的に1つの会話に対して3つの問題が用意されています。
社内での会話から、ホテルや飛行機の予約調整、お客さんと店員のやりとりなど、様々な問題が出題されます。
問題の種類には下記のようなものがあります。
・意図問題(意図を聞く問題)
・図表問題
・会話のテーマや概要についての問題
・会話の詳細についての問題
・次の行動についての問題
Part3の詳細な概要はこちらをご覧ください。
Part4:説明文問題
TOEIC Part4の問題形式はPart3とほとんど同じですが、会話ではなく、1人のアナウンス形式です。
広告や宣伝、ニュースやアパートの工事についてなど様々な問題が出題されます。
問題の種類には下記のようなものがあります。
・話し手の意図問題
・図表問題
・会話のテーマや概要についての問題
・会話の詳細についての問題
・次の行動についての問題
Part4の詳細な概要はこちらをご覧ください。
TOEICのリスニングが聞き取れない理由は?
リスニングの各Partの概要をご紹介したところで、次はTOEICのリスニングが聞き取れない理由についてみていきましょう。
単語や英文法など基礎的な英語力が不足している
リスニングが聞き取れない大きな原因の一つとして、基本的な英語力が足りていない可能性があります。
文法構造が理解できていなかったり、聞き取った単語の意味が分からなかったりすると、音は聞こえていても内容を把握できませんよね。
そのため、TOEICに特化した単語帳を使ったり、ディクテーションやシャドーイングを行ったりしつつ基礎的な能力を向上させることが必要です。
英語の音に耳が慣れていない
語彙力や基礎的な文法力は身についており、スクリプトの内容は理解できても、実際に音を聞くと理解できない場合は、下記のような要因が考えられます。
・英語の音に耳が慣れていない
・スピードについていけていない
・音を聞くことに集中しすぎている
・英語を英語のままで理解することに慣れていない
TOEICのリスニングの音源は、海外ドラマやニュースよりも比較的音がはっきりしていて聞き取りやすいです。
そのため、後述しますが、何度か聞く練習をして、理解できない音を特定すると良いでしょう。
設問の種類を把握できていない
TOEICのPart3とPart4では、設問の種類を練習の段階である程度把握しておくことが重要です。
スクリプトが非常に長いので、設問の内容を理解した上で、回答のために音声をそのまま覚えようとせず、設問に関する部分だけに集中することが大切です。
TOEICのリスニングで点数を上げるための勉強法
ここからはTOEICのリスニングで点数を上げるための勉強法をみていきましょう。
TOEIC用の単語帳を使って語彙力を増やす
英語学習では語彙力を増やすことが必須です。
英単語を理解できずに聞こえてくる英文の内容を理解するのは非常に難しく、特に英語に慣れていない方は、分からない単語が出てくるとそっちに意識が向いてしまい、その後の英文を聞き取ることができなくなってしまう可能性もあります。
TOEICで出題される単語の対策を行う場合は、TOEIC用の単語帳を使って語彙力を増やすことが重要であるため、「銀のフレーズ」や「金のフレーズ」などの単語帳を活用してみてください。
TOEICのリスニング参考書を勉強に使う
TOEICは資格試験なので、問題には一定のパターンがあります。
そのため、TOEICのリスニング問題を対策する際は、TOEICリスニング対策用の音源を聞く必要があります。
これにより、問題形式や読み上げのスピードにも慣れることができます。
TOEICリスニング対策用の音源を聞く際は、「ながら聞き」ではなく、本番と同じように集中すると良いでしょう。
もし、苦手なPartを特定できた場合は、各Partに特化した問題集を使って対策を行いましょう。
TOEICのリスニング対策におすすめの参考書は別記事でご紹介しています。
TOEICのリスニング問題の解き方のコツを身につける
TOEICのリスニング問題を解く場合に非常に重要となるのが「解き方のコツ」を身につけることです。
TOEICの問題は癖があるため、英語をある程度聞き取れる方でも、解き方のコツを理解しておかないと高得点を取得できない可能性があります。
特に、設問や選択肢に先に目を通しておく「先読み」は非常に重要です。
各Partのコツについては後述するので、興味がある方はぜひご覧ください。
ディクテーションやシャドーイングをする
リスニングの音源はディクテーションやシャドーイングにも使えます。
「ディクテーション」は簡単にいうと、リスニングで聞こえてきた文章を書き出すことで、「シャドーイング」は聞こえてきた文章をそのまま復唱することです。
ディクテーションは、自分が聞き取れない音や表現に加えて、音のつながりを把握することにもつながります。
ディクテーションのやり方は下記の通りです。
- リスニングの音源を流して聞く
- 聞き取れた部分を紙に書き出す
- もう一度音声を流し、聞き取れなかった部分に集中して聞く
- スクリプトを見て答え合わせをする
ディクテーションができるようになったら、シャドーイングに移りましょう。
シャドーイングのやり方は下記の通りです。
- スクリプトなしで音声を聞く
- 音声を聞きながらスクリプトを音読する
- スクリプトを見ずに聞こえてきた音声を少し遅らせてリズムや発音まで真似する
ディクテーションやシャドーイングを徹底することで、英語特有の音のつながり(リンギング)や単語の発音を把握できるようになり、リスニング力が向上するのでぜひ、試してみてください。
ただし、TOEICのPart3とPart4はスクリプトが非常に長いため、ディクテーションを飛ばしてシャドーイングでリスニング力向上のトレーニングをすることをおすすめします。
英語を毎日聞く機会を作る
普段からできる限り英語に触れる機会を作りましょう。
TOEICのリスニング教材以外にも、海外ドラマやPodcast、Youtubeなどの動画を活用して、普段から自然な英語に慣れておきましょう。
TOEICのリスニングではアメリカ英語に加えて、イギリスやオーストラリアの英語を聞き取る必要もあるため、できる限り色々な国の英語に触れておきましょう。
同じ教材を繰り返し使う
TOEICの勉強を進める際は、同じ教材を繰り返し使い、学んだことを定着させる必要があります。
リスニング力向上に向けて、複数の音源を聞き取る必要があるのは確かですが、内容が定着していないうちに次の教材に移行してしまうと、なかなか点数アップにつながりません。
ディクテーションやシャドーイングを行いつつ、聞き取れない部分がなくなるまで同じ教材を何度も使って復習することが大切です。
TOEIC リスニングで点数を上げるコツ
それでは、TOEICのリスニングで点数を上げるコツを確認していきましょう。
前提として分からない問題は切り捨てる
まず、前提として内容が聞き取れずに分からなかった問題は切り捨てましょう。
リスニング問題は一度しか放送されないため、いくら時間をかけても答えは出ません。
時間をかけても解けない問題よりも、次の問題の先読みに時間をかけた方が点数も上がりやすいでしょう。
注意点として、分からなかった部分は空欄にせずに、勘でも良いのでとりあえず選択肢を選んで回答しましょう。
また、TOEICでは難しい問題と簡単な問題が混ざっているため、分からない問題は
「みんな解けてないだろう」
くらいの感覚で良いと思います。
TOEIC Part1で点数を上げるコツ
TOEICのPart1で点数を上げるコツは、下記の通り大きく4つあります。
・説明文や例題が読まれている間に問題を見ておく
・写真から読まれそうな英文を予測する
・消去法で回答を選ぶ
・写真にないものが出てきた選択肢は選ばない
Part1で点数を上げるためには、試験問題に掲載されている写真を見て、どのような選択肢が読まれそうかを予測することが重要です。
何を言われるのか分からず、「難しい」という印象をお持ちの方も多いとは思いますが、裏を返せば写真の中のものしか英文には登場しないため、写真に存在しないものが文中に出てきたらその選択肢は正解から外すことができます。
また、回答を選択する際は、消去法で選択肢を消していくことで、2つは全く当てはまらないことが多く、あまり聞き取れていなくても、最終的に4つの選択肢中、2つまで減らすことが可能です。
TOEIC Part1のコツをもっと詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
TOEIC Part2で点数を上げるコツ
TOEICのPart2で点数を上げるコツは、下記の通り大きく6つあります。
・最初の単語に集中する
・問題と同じ単語が選択肢に出てきたら答えから外す
・消去法を使う
・解けなくても切り替える
・ディレクションは聞かない
・疑問文の形が少し変わっても気にしない(付加疑問文と否定疑問文)
Part2で点数を上げるためには、特にWhoやWhereなど、読み上げられる問いかけ文の最初の単語に集中することが重要です。
例えば、問いかけの先頭にWhoが来ている場合は、人物が含まれた選択肢が正解となります。
また、Part1と同様に消去法を使いながら回答したり、もし解けない問題があっても切り替えたりすることが重要です。
TOEIC Part2のコツをもっと詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
TOEIC Part3&4で点数を上げるコツ
TOEICのPart3&4で点数を上げるコツは、下記の通り大きく8つあります。
・会話が行われているシーンを想像しながら聞く
・会話文やアナウンス中は音声に集中して問題文と選択肢読み上げ中に回答する
・会話の冒頭に集中する
・回答のペースを崩さない
・集中力をコントロールする
・マークシートを塗りつぶすタイミングを調整する
・設問の先読み
・1つ目が聞き取れなくても諦めない
Part3&4で点数を上げるためには、「先読み」が必須です。
先読みとは、各Partの説明文が読まれている間などに、Part3&4の設問などを確認しておくことです。
その他にも、マークシートを塗りつぶすタイミングや回答ペースの調整や、集中力のコントロールなども必要となります。
また、Part3とPart4は、読み上げられている会話文やアナウンスとそれぞれの問題の時系列は同じです。
極端な例ですが、基本的に1つ目の設問は会話文やアナウンスの前半、2つ目は中盤、3つ目は後半に正解が隠れています。
そのため、1つ目が聞き取れなくても、2つ目、3つ目で正解できるチャンスがあり、1つ目を聞き逃しても残りの問題は継続して回答することが好ましいです。
TOEIC Part3&4のコツをもっと詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
TOEICリスニング全体を通した注意点
ここまでTOEICリスニングの学習方法や点数を上げるコツをご紹介しました。
ここでは、リスニング全体を通して注意して欲しい点をいくつかご紹介していきます。
コツやテクニックのみに頼らない
TOEICのリスニングは解き方のコツを掴むことで高得点を目指すことが可能となります。
しかし、前提としてリスニング力そのものも上げる必要があります。
練習の段階では、聞き取れない英文があった場合に、なぜそれが聞き取れなかったのかを分析し、対策する必要があります。
自分が英語の音を聞き取れない理由を突き止める
リスニングが聞き取れない理由を先述しましたが、そもそもなぜ自分が音を聞き取れていないかを特定する必要があります。
理由がはっきりすれば、対策が立てられるからです。
語彙力や英文法が問題であるのか、音のつながりを把握できていないのかなど、聞き取れない理由を分析しましょう。
集中力が切れたらリセットする
TOEICのリスニングは全部で45分あります。
TOEICを何回か受講したことがあり、慣れている方でも45分間集中し続けるのは非常に難しいことです。
特に、Part3とPart4は一回で読み上げられる英文が長いため、集中力を保ちにくいですよね。
もし途中で集中力が切れてしまったり、ペースが乱れてしまった場合は、問題を捨てて一度リセットしましょう。
僕もリスニング試験中に集中力が切れて内容を把握できなくなった場合は、ズルズルと引きずらず次の問題に集中できるように、その時点で取り組んでいる問題を切り捨ててリセットしています。
マークシートを塗りつぶす練習も必須
TOEICを受ける前に、マークシートを塗りつぶす練習もしておきましょう。
練習問題を解くときにノートに回答の番号を記載していると、マークシートを使った回答の際に欄をずらしてしまったり、テンポが合わなくなってしまったりします。
そのため、特に本番前は本番と同じマークシートを使って練習問題を解くようにしましょう。
TOEICリスニング対策におすすめの教材
受験票が届いてからでも間に合う11日間の即効対策プログラム
おすすめポイント
◆11日間でTOEICのスコアアップに向けた対策ができる
◆各Partの問題の解き方を点数が上がりやすい順に解説してある
◆詳細な解説がついた模試が収録されている
本教材をお勧めする理由は、11日で終わるように参考書が作られている上に、スコアが上がりやすい順に対策できるため、TOEICの試験直前でも着実にスコアを伸ばすことができる点です。
本教材によると、Part2→Part5→Part6→Part3→Part4→Part7→Part1の順で点数が上がりやすいみたいです。
また、教材の中で11日中何日をどのPartに割り振った方が良いのかが記載されているので、勉強の仕方に困っている方やスコアが目標まであと少し伸びない方にもおすすめです。
総仕上げとして教材の最後に実戦形式の模試もついてます。
問題に対して詳細な解説がついていて、この教材一冊で点数を上げるノウハウから実際に試験形式でノウハウを試すことまでできます。
点数が伸び悩んでいる方は、11日で対策できるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか?
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
現時点での最新の公式問題集は11です。
おすすめポイント
◆TOEICの公式が出している問題集で、本番と問題が近い
◆リスニングのナレーターが本番と同じ
◆新しい傾向に合わせた対策ができる
困ったらとりあえずこれから始めてみましょう。
2回分の模試が収録されています。
この問題集はEST(Educational Testing Service)というTOEICの実施団体が本番と同じように作成したものなので、本番に一番近い問題集だと言えます。
そのため、もしも本問題集を解いたことがない場合はぜひ本番前に解いて試験に慣れることがおすすめです。
このTOEICの公式問題集は定期的に更新されるので、最新のものから使っていくようにしましょう。
公式問題集は本番に近い問題が収録されているので力試しや本番直前に試験形式で実力を確認するのに効果的なので、ぜひ使ってみてください!
特急シリーズ
おすすめポイント
◆各Partに特化した形で対策できるので形式に慣れることができる
◆問題数が多い
◆解説が分かりやすい
各Partの対策でもご紹介している特急シリーズですが、各Partの問題形式に慣れたり、苦手な部分を強化したりするために使うことができます。
全くTOEICを受けたことがない方やこれから本格的に対策を始める方は特急シリーズを一通り解いて問題の形式に慣れることをおすすめします。
僕も、最初は特急シリーズを使って、Partごとの癖や解き方を勉強しました。
特急シリーズの説明も含めたPartごとの勉強法は別記事でご紹介しているためぜひご覧ください。
TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問
おすすめポイント
◆2回分の模試が収録されている
◆非公式問題集ならではのテクニックやつまずきやすいポイントの説明付き
◆問題の質も高い
本教材はTOEICの非公式問題集で3回分の模試が収録されています。
公式問題集と違う点は問題を解くときのテクニックやつまずきやすいポイントが丁寧に説明されている点です。
先ほど「公式問題集」の説明で書きましたが、力試しや事前の確認として使う場合にはTOEICの公式が出している公式問題集が良いです。
しかし、ほとんどの場合、公式問題集では問題の解説は載っているものの、問題を解くためのテクニックやつまずくポイントが解説されていないため、スコアを伸ばすには非公式問題集を併用して勉強を進めることをおすすめします。
はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略
おすすめポイント
◆全体の構成が解説されている
◆本番に似た模試が付いている
◆各Partの攻略法が詳細に解説されている
本教材は初めてTOEICを受ける方に向けてTOEIC全体の構成や各Partの攻略方法が解説されています。
どちらかと言うと浅く広く、というイメージなので、まずは全体の雰囲気を掴みたい方や英語に苦手意識がある方におすすめです。
TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3
おすすめポイント
◆100問×5回分で合計500問のリスニング問題を解くことができる
◆音声を無料でダウンロードして隙間時間に聞ける
◆難易度は高めだが、各問題に解説がついているので分かりやすい
本参考書は、100問×5回分で合計500問のリスニング問題が掲載されています。
通常の公式問題集だと、リスニング100問、リーディング100問のセットが2つ掲載されているため、1冊でリスニングだけ500問となるとしっかりと対策ができそうですね。
音声データもダウンロードできるので、スマホで隙間時間に気軽に学習可能です。
また、難易度は少し高めに設定されているので、まずは特急シリーズを使ってリスニングの形式に慣れてから使う方が良いかもしれません。
どんどん問題を解いてリスニング力を上げたい方にはもってこいです。
TOEIC L&Rテスト でる模試 リスニング700問
おすすめポイント
◆リスニングの模試を7回分(700問)受けることができる
◆本番よりも難易度が高いので本番が簡単に感じる
◆2000円台で購入できるのでコスパが最高
合計7回分(700問)のリスニングの問題が収録されています。
価格も安価です。
しかしながら本参考書も、
・回答や日本語訳はついていても詳細な解説がついていない。
・問題のレベルが他の問題集と比べて高い。
という問題点があるので、ある程度TOEICの問題に慣れている中級者以上の方にはおすすめですが、初心者でまだ問題に慣れていない方は挫折してしまうかもしれないので注意してください。
その他にリーディングを含むTOEIC対策におすすめの参考書もご紹介中なので、こちらも併せてご覧ください。
TOEICリスニング対策におすすめのアプリ
ここまで、TOEICのリスニング対策におすすめの教材をご紹介しましたが、実はさまざまなアプリも開発されています。
ここでは、リスニングを対策できるアプリをいくつかご紹介していきます。
スタディサプリ(TOEIC用)
スタディサプリ(TOEIC用)は、TOEICに特化した対策ができるアプリです。
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まとめ
いかがでしたか?
TOEICのリスニング試験は、リスニング力を強化することに加えて、問題を解くときのコツを身につけることも必要となります。
特に、Part3やPart4では、問題を先読みして選択肢を把握しておくことで点数アップが期待できます。
英語の学習方法も、なんとなく聞き流すのではなく、今回ご紹介したような「ディクテーション」や「シャドーイング」を行うことで、リスニング力を向上させることにつながるでしょう。
その他に、おすすめの教材やTOEICスコアが上がらずに困っている場合に活用できるオンライン英会話、アプリなどもご紹介したため、もし興味がある方はぜひ使ってみてください。