TOEICのリーディングセクションで高得点を目指したいと考えているものの、どこから手をつけていいのか分からないと感じている方も多いのではないでしょうか。
リーディングは時間制限が厳しく、文章量も多いため、初心者にとっては大きな壁となりがちです。
時間配分が上手くいっても、Part7を最後まで解けないこともありますよね。
そこで本記事では、TOEIC初心者でリーディングを対策したい方に向けて、
・TOEIC初心者におすすめしたい効率良くリーディングを勉強する方法
・TOEIC初心者に試して欲しいTOEICリーディングのコツ
・初心者におすすめしたいTOEICのリーディング対策向け問題集
などを詳しく解説していきます。
リーディング力を伸ばしてスコアアップを目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
TOEIC初心者の方にまずやって欲しいことは以下の記事にまとめているため、興味がある方はそちらもあわせてご覧ください!
TOEICのリーディングで初心者が躓く理由
まずはTOEICのリーディングセクションが、特に初心者の方にとって難易度が高い理由をいくつか紹介していきます。
単語力が足りていない
まずは単語力が足りていないことが挙げられます。
一つの文章で意味が分からない単語が複数ある場合は、文章全体の意味を理解するのが難しくなり、読み進める速度も遅くなります。
また、単語だけでなく、イディオムの使い方なども把握しておく必要があるため、ただ単に単語の意味を知っているレベルから、英文中に使用された単語の意味を理解できるようになるまで落とし込むことが求められます。
文法力が足りていない
次に、文法力が足りていないと、文章の構造や意味を正確に把握することが難しくなります。
特に、文構造が複雑なものや英語の長文では、文法の理解が重要となり、文法を間違えて意味を誤解してしまうと設問に正しく答えることができなくなります。
また、英語を英語のまま理解できるようになるためにも、文法の理解は欠かせません。
読解に慣れていない
最後に、英語の長文読解に慣れていないと、試験時間内に全ての問題を解き終えるのは難しいです。
読解力は一朝一夕で身につくものではなく、日々英文を読む練習を積み重ねる必要があります。
英文を読む習慣がないと、文章の要点を素早くつかむことができず、時間を浪費してしまったり、そもそも集中力が続かなかったりと高得点を取得することは難しいでしょう。
TOEIC初心者におすすめしたい効率良くリーディングを勉強する方法
TOEICのリーディング力を効率的に向上させるためには、効率良く学習を行うことが求められます。
ここからは、これからTOEICを対策しようとしている方におすすめしたい、効率良くリーディング力を伸ばす方法を紹介します。
TOEICのリーディングパートの問題形式を把握する
まずは、TOEICのリーディングパートの問題形式を把握することが大切です。
リーディングセクションはPart 5からPart 7まであり、それぞれ出題内容が異なります。
Part 5は短文穴埋め問題、Part 6は長文穴埋め問題、Part 7は読解問題で、問題数はそれぞれ以下の通りです。
各パートの特徴と出題傾向を理解することで、効率的な対策が可能になるため、まだあまり把握できていない方はぜひ合わせてご覧ください!
TOEICの公式問題集などで現在の英語レベルを確認する
次に、TOEICの公式問題集などで現在の英語レベルを確認することをおすすめします。
公式問題集は本番と同じ形式で問題が構成されているため、自分の実力を測定できます。
問題を解くときは、時間を測り、時間になったら一旦そこでストップし、答え合わせをしましょう。
最初は問題に慣れていませんし、解くペースも分からないと思うので、点数が低くても気にすることはありません。
自分がどこまで解き進められたのかを把握し、今後時間配分を考える際などに役立てましょう。
実は、僕もリーディングを最後まで解き進められたことがなく、対策を繰り返しながら慣れることで、少しずつスコアを伸ばすことができました。
成長を実感する上でも、現在地を知ることは重要なので、ぜひ時間を測って本番形式で受験してみてください。
TOEICのリーディングの解き方のコツを身につける
現在地を把握した後は、時間内に効率よく問題を解くために、TOEICのリーディングの解き方のコツを身につけましょう。
例えば、TOEICのPart5では、問題文をどこまで読むか判断することや、回答にかけて良い時間を決めることなどに注意する必要があります。
Part7では設問と問題文の順番がだいたい同じであることを把握しておくとスムーズに問題を解くことができます。
精読と速読を身につける
最後に、少し難易度は高めですが、精読のスキルを身につけつつ、速読ができるようになることです。
精読は「英文の単語や文法構造、意味を完璧に理解して分からないところをなくすためのトレーニング」で、速読は「文章のおおまかな内容をすばやく掴めるようになるためのトレーニング」です。
TOEICで最後までリーディングの問題を解く場合は、精読と速読の両方が求められます。
しかし、TOEICの勉強を始めたばかりの方がいきなり速読に挑戦してしまうと、誤読が多かったり、何度も返り読みする必要があったりと英語力が伸びないことに加えて、かえって時間がかかってしまうことでしょう。
そこで、まずは簡単な文章を精読することから始め、そこから読むスピードを徐々に上げていくことがおすすめです。
精読の勉強方法は以下の記事をご覧ください。
TOEIC初心者に試して欲しいTOEICリーディングのコツ
それでは、TOEIC初心者に試して欲しいTOEICリーディングのコツをいくつか紹介していきます。
基礎的なリーディング力は必要となる前提ではあるものの、TOEIC特有のテクニックをいくつか把握しておくことで、問題が解きやすくなるので、まだ試したことがないものがあれば、ぜひ練習の段階で取り入れてみてください。
時間配分を事前に確認しておく
まずは、リーディングセクションの時間配分を事前に確認しておきましょう。
75分で100問を解く必要があるため、Part5、Part6そしてPart7にかかる時間をそれぞれ練習の段階で決めておくことをおすすめします。
公式問題集などを解いていく中であなたにあった時間配分を探してみてください!
僕は、Part5に12分、Part6に8分、Part7に55分を配分するようにしています
各パートの指示文は飛ばす
次に、試験時間を節約するために、各パートの指示文を飛ばしましょう。
これはリスニングにおいても共通ですが、指示文は基本的に毎回同じ内容であり、事前に問題形式を理解していれば読む必要はなく、その分、解答に集中し、時間を有効活用しましょう。
解けない問題は飛ばす
解けない問題を切り捨てて飛ばすことも大切です。
TOEICでは難しい問題と簡単な問題が混ざっているため、難しい問題に時間をかけてしまい、簡単な問題を落としてしまうともったいないです。
そのため、「何分悩んで解けなかったら切り捨てるのか」を練習の段階から決めておきましょう。
文法問題は問題形式を把握しておく
文法系の問題は問題形式を把握しておくことが重要です。
頻出する文法項目や出題パターンを理解し、素早く正解を選べるように準備しておくと良いでしょう。
TOEIC初心者の方に向けた文法対策は後日更新予定です。
Part7もコツを把握しておく
Part7で出題される設問パターンを理解することも重要です。
「NOT問題」や「文挿入問題」など、設問にはさまざまな形式があります。
それぞれの特徴を把握することで、短時間での解答や、難しい場合はスムーズに飛ばす判断が可能になります。
設問パターンを詳しく解説している記事もあるので、ぜひ参考にしてください。
また、Part7で高得点を狙うには時間管理が欠かせないため、1問にかける時間を練習で把握し、自分に合った配分を見つけましょう。
僕の場合、1問1分以上かかると判断したら次の問題に進むようにしています
Part7を解く時の詳細なコツは以下の記事で紹介しているため、興味がある方はあわせてご覧ください。
初心者におすすめしたいTOEICのリーディング対策向け問題集
それでは、初心者におすすめしたいTOEICのリーディング対策向け問題集をいくつか紹介します。
TOEIC L&R TEST パート5特急
リスニングの時と同様にPart5も特急シリーズで対策できます。
初心者向け
まずはこちらの問題集から試して、慣れてきたら「パート5特急 420問ドリル (TOEIC L&R TEST) [ 神崎正哉、Daniel Warr ]」へと移行するのが良いと思います。
中級者向け
文法にあまり苦手意識がない方はこちらを2周〜3周して問題形式や会話パターンに慣れた後に、公式問題集を使いましょう。
僕が使用した時はこの特急シリーズPart5では新形式ではなく、過去形式対応になっており、1セットが40問でした。
現在の改訂版では、30問の14セット、合計420問も問題が掲載されており、非常にコスパが良い問題集です。
TOEIC L&R TEST パート6特急
Part6も特急で対策できます。
各Partに特化する形で勉強できるので、パターンに慣れたり、問題の解き方を練習したりするには最適な問題集です。
初心者向け
英語が苦手で全く文法がわからない方はこちらの問題集から試して、慣れてきたら「TOEIC L&R TESTパート6特急新形式ドリル」へと移行するのが良いと思います。
中級者向け
文法にあまり苦手意識がない方はこちらを2周〜3周して問題形式に慣れた後に、公式問題集で先読みの練習をしながら対策を進めていくのが良いと思います。
僕は、Part5と同様に、最初の一か月はPart6の問題に慣れるために特急シリーズを使い、間違えた問題には印をつけて、その問題を確実に正解できるようになるまで繰り返しました。
答えを覚えてしまった場合は、どういう理由でこれが正解になるのか、問題を解くときは常に理由づけて解くようにすると良いと思います。
TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7
この教材はPart7の力を伸ばすことに特化しており、設問のタイプごとに対策ができる問題集です。
Part7の各文章の形式や問題の種類を実際に問題を解きながら解説してくれます。
解説用の問題だけでなく、試験用の問題もついているので解説を読んで注意するポイントを理解した後にそれを試すことができます。
僕も初めてパート7で伸び悩んだときにこの教材を使って点数をあげることができました
現在Part7対策で困っている方にはぜひ試してみて欲しい教材です。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11
次におすすめしたいのは公式問題集です。
現時点での最新の公式問題集は11です。
上記の特急シリーズで各Partの問題形式に慣れてきたら、実践形式での学習をおすすめします。
TOEICでは本番では問題を持ち帰ることが禁止されているので、公式問題集は個人でできる一番TOEICに近い問題がまとめられている問題集と言えるでしょう。
まだ一冊も持っていないという方は、一番新しい分から使っていきましょう。
TOEICテスト 非公式問題集
こちらはTOEICの非公式問題集で、3回分の模試が収録されています。
公式問題集には掲載されていない、問題を解くときのテクニックやつまずきやすいポイントなどが解説されています。
スコアを伸ばしたい方は公式問題集の他に非公式問題集も併用して勉強していきましょう!
TOEICのリーディングが伸びない方へ
TOEICのリーディング対策が難しいと感じた場合は、TOEIC対策アプリやオンライン英会話スクールを活用することで対策しやすくなります。
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スタディサプリTOEICコースは、その名の通り、TOEIC対策に特化したアプリです。
隙間時間を使ったTOEIC対策や、実践形式の問題への回答を通して、効率的に学習できます。
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TOEIC初心者でリスニングを対策したい方へ
リーディングと同様にTOEICで高得点を取得したい場合は、リスニング力も重要です。
TOEIC初心者の方に向けて、リスニングの対策方法を以下の記事で紹介しているため、興味がある方はそちらもあわせてご覧ください。
TOEICのリーディングパートの勉強法を探している初心者に向けたQ&A
最後に、TOEICのリーディングパートの勉強法を探している初心者に向けたQ&Aを見ていきましょう。
TOEICの英語初心者は何から始めればいいですか?
まずは、単語の暗記や中学レベルの文法の見直しから始めましょう。
また、TOEICの問題形式を把握できていない方は、どんな問題が出題されるのかを確認しておくと良いでしょう。
TOEICリーディングセクションの初心者がつまずく理由に何がありますか?
主に単語力や文法力の不足、英文を読むことに慣れていないことなどが問題となります。
TOEICリーディングでおすすめの時間配分はありますか?
OtterEnglishでは、Part5に12分、Part6に8分、Part7に55分を配分することをおすすめしています。
まとめ
いかがでしたか?
本記事では、TOEIC初心者の方に向けて、リーディング対策のために取り組んで欲しいことを含め、効率的な勉強法を紹介しました。
リスニングもそうですが、リーディングにおいてもいくつかのコツを取り入れながら、英語力を高めていくことで、着実にスコアを伸ばすことができます。
本記事の内容で勉強に取り入れられそうなものがあった方は、ぜひ活用してみてください!
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