TOEICのリスニング中に先読みが禁止事項に当てはまらないか不安になったことってありますよね。

確かにリスニング中の先読みってどうなんだろ。



僕も不安になって調べ回ったことあるから説明していくね。
実際は、TOEICリスニング中にリスニングの問題を先読みするのは問題ありません。
本記事では、TOEICリスニングで先読みしても問題ないか不安な方に以下の内容を解説します。
- TOEICで先読みをしても良い理由
- 先読みのメリットやタイミング
- 先読みをするときに注意して欲しいこと



これからリスニングを鍛えたい方は以下の記事もぜひご覧ください。


TOEICのリスニングで先読みが禁止されていない理由
下記はTOEICの公式サイトの注意事項を一部抜粋したものです。
(6) 決められた時間を超えて解答する行為
試験開始前または試験終了後に問題内容を見る、または解答する行為
リスニングテスト中にリーディングセクションの問題内容を見る行為、またはリーディングテスト中にリスニングセクションの問題内容を見る行為
リスニング中のリーディングセクションの先読みや、リーディング中にリスニングの問題を見る行為は禁止されていますが、同じリスニングセクション内での問題の先読みは注意事項に記載がありません。



Part1が流れている間にPart3やPart4を読んでも問題ないんだね。
TOEICのリスニングで先読みするメリット
ここからは先読みするメリットを紹介します。
会話の内容やストーリーを予測できる
先読みで設問を読むことで、ストーリー展開や会話の場面などを予測しやすくなります。
男の人行動なのか、女の人の困り事なのかなど、設問からたくさんの情報を読み取れます。
こうした情報を取得することで、ストーリーの展開を予測できるため、内容を把握しやすくなります。
注意するポイントがわかる
次に注意するポイントがわかる点です。
例えば、” What will the woman probably do next?” が設問だった場合は、女性の次の行動を把握するために女性の発言に注意する必要があるとわかりますね。
また、Part3とPart4は図表やグラフを含んだ問題も出題されるので、グラフや図表からどこに注目すべきかわかります。
選択肢が全て値段で、メニュー表の各商品横に値段が載っていた場合は各値段のメニューに注目する必要があります。
問題を練習で繰り返し解くと注目すべき点がわかるようになるので、練習の段階から意識しましょう。
回答時間を短縮できる
最後に解答時間を短縮できる点です。
先読みで内容を予測できていると、普通に解くよりも早く解答を終わらせることができます。
早めに解答が終わったら、次の設問の先読みに移ることでテンポよく回答できます。



先読みで余裕を作ることが重要だね。
Part3や4を解くコツは別記事で紹介しているので、先読みの他にもコツを知りたい方はぜひご覧ください。


TOEICのリスニングで先読みする時に意識して欲しいこと
それでは先読みの際に意識して欲しいことを紹介していきます。
図表問題は選択肢の内容を表から把握する
図表が掲載されている問題は、選択肢に関係する項目を図表から探しておく必要があります。
例えば、選択肢に値段が書かれてい場合は、図表の対応する商品やサービス、日付が書かれていた場合は図表の日付横にあるイベントなどです。



図表問題のどこをみて解けば良いかが分かるので楽になります。
誰が何をするのか読み解く
次に、先読みの際は誰が何をするのかを意識しましょう。
・設問の疑問詞(who, where, whatなど)
・誰に関する問題なのか(男の人、女の人、受付の人)
・どんな動作に関する情報なのか(次のアクションに移るのか、何かを尋ねているのかなど)
こうした内容をあらかじめ読み取っておくことで、リスニング中に注目すべき点がわかります。
登場人物の意図を問う問題は何度か読んでおく
最後に登場人物の発言の意図を問う問題です。
英文が””で囲まれており、発言者の意図を聞かれます。
あらかじめ””の中を把握しておかないと、会話のどこに集中すべきかわからなくなります。
また、該当する文章の前後も意識する必要があるため、””で囲まれた文章を事前に頭に入れておく必要があります。
そのため、1回で理解できなかった場合は何度か読みましょう。
設問や選択肢は日本語に訳して理解しても良い
リスニングでは、「英語を英語のままで聞き取る方が良い」ことがベストですが、先読みの際は内容が理解することが最も重要です。
そのため、英語をそのまま理解するのが難しい場合は、日本語に翻訳しても良いと思います。



僕はTOEICの勉強を始めたばかりの時は英語を英語のまま聞けませんでした。
TOEICリスニングで先読みするタイミング
先読みは基本的に問題の指示が読まれている間にしましょう。



Part1や2の問題の解き方や例題が流れている間とかかな。
Part1の写真から回答を予測する必要があるので、そこの先読みもできるように練習の段階で調整しましょう。



先読みした問題も、実際に会話文が読まれる前に、もう一度読み直す必要があります。
先読みは自分のペースを探すことが重要なので、問題集を解きながら、いつどこまで先読みするのかを調整してみると良いでしょう。
TOEICのリスニングで先読みをする際の注意点
それでは、先読みの注意点を紹介していきます。
苦手な人は設問のみを先読みする
先読みに慣れていない方や苦手な方は、まずは設問のみを先読みするようにしましょう。



無理して問題の選択肢まで先読みしなくても大丈夫です。
もちろん、選択肢まで先読みできれば回答が楽になりますが、設問の先読みの方が優先順位が高いです。
特に英語が苦手な方はストーリーや設問に書かれている内容の把握に注力することをおすすめします。
先読みのペースが乱れてしまった場合の対処法を知る
先読みのペースが乱れた場合の対処法を知っておきましょう。



ペースが乱れて先読みがうまくいかないことってけっこう多いよね。
原因は様々ですが、集中力が切れてしまった場合が多いイメージです。
その場合は、問題を1つ切り捨てることがおすすめです。



ペースが乱れた状態で解き終わるよりも、問題を一つ捨ててペースを戻した方がスコアが高い印象です。
ペースがずれた場合は、元の先読みのペースに戻せる方法を事前に考えておきましょう。
TOEICリスニングの先読みを練習するときにオススメしたい教材
先読みには実践形式の教材がおすすめです。
公式問題集
まだTOEICを解いたことがない方は、2回分の模試が収録されている公式問題集がおすすめです。
現時点での最新の公式問題集は11です。
まだ一冊も持っていないという方は、一番新しい分から使っていきましょう。
TOEICテスト 非公式問題集 至高の400問
次に、TOEICの非公式問題集です。
3回分の模試が収録されています。
非公式問題集には、公式問題集にない、問題を解くときのテクニックやつまずきやすいポイントが丁寧に説明されています。



これからスコアを伸ばしたい方は公式問題集と非公式問題集を併用してみてください。
TOEIC L&Rテスト でる模試 リスニング700問
この問題集の一番の特徴はTOEICのリスニングの模試が7回分収録されているところです。
これだけ聞くと、一番コスパの良い教材のように聞こえますが、
・回答や日本語訳はついていても詳細な解説がついていない。
・問題のレベルが他の問題集と比べて高い。
という問題点があります。
中級者以上の方はさらなるスコアアップを目指すことができますが、まだ問題に慣れていない方は挫折してしまうかもしれないので注意してください。
TOEIC対策で困っている方におすすめしたいサービス
なかなか自分だけだと勉強が続かない方やどこから手をつけたら良いか分からない方はTOEIC対策アプリや、オンライン英会話スクールの活用がおすすめです。
時間がなかなか取れない方は効率的に隙間時間を活用できるTOEIC対策アプリ、モチベーションを維持できない方はオンライン英会話スクールを有効活用しましょう。
ここからはTOEIC対策に使えるアプリやオンライン英会話スクールをいくつかご紹介します。
スタディサプリTOEICコース
スタディサプリ(TOEIC用)は、TOEICに特化した対策ができるアプリです。
隙間時間を使ったTOEIC対策や、実践形式の問題への回答を通して、効率的に学習できます。
アプリは月額制で有料ですが、短期間で効率よくスコアを上げたい方、まとまった時間が取れずに隙間時間で着実に勉強を進めたい方にはおすすめです。
また、1週間の無料体験期間も設定されており、有料コースへの移行前に、あなたの勉強スタイルと合っているかを確認することもできます。
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Santa アルク
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ちなみに、僕がSantaの無料のTOEICスコア診断を受験した結果と受験の手順はこちらにまとめています。
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こちらはスタディサプリのTOEICコースと比較すると少し難易度が高めですが、ぜひ挑戦してみてください!
桐原オンラインアカデミー
桐原オンラインアカデミーは資格対策特化のオンライン英会話で、Next Stage [ネクステージ]などの英語学習教材を出版している「桐原書店」と、日本人講師のオンライン英会話「ワールドトーク」が共同開発しています。
日本人講師のもと、TOEICや英検の準備を専用のカリキュラムにのっとって短期集中で進めることができます。
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ワールドトーク
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スタディチェーン
オンライン英会話やTOEIC対策アプリなどとは異なりますが、TOEIC対策についてまとめられたブログを参照することも、学習のヒントを見つけることにつながります。
OtterEgnlishもそうですが、その他にもHUSTAR株式会社が運営する「スタディチェーン」などがあります。
TOEIC初心者が独学で高得点を取得するための勉強法についてまとまっているので、興味がある方はぜひご覧ください。
TOEICリスニングの先読みに関するQ&A
最後にTOEICリスニングの先読みに関するQ&Aを確認していきましょう。
TOEICのリスニングセクションでの先読みは禁止されていますか?
リスニングセクションでは先読みが禁止されていません。
そのため、Part1の例題が読み上げられている段階でPart3の設問を確認しても問題ありません。
TOEICのリスニングの時間にリーディングを解いても良いですか?
リスニングの時間にリーディングの問題は解いてはいけません。
リーディングの時間に、リスニングの問題を解くことも禁止されているため注意が必要です。
TOEICの問題用紙にメモなどを書き込むことは問題ありませんか?
TOEICの問題用紙に書き込む行為は禁止されているため注意が必要です。
まとめ
今回はTOEICのリスニングで鍵となる「先読み」のメリットや注意点などを紹介しました。
先読みは慣れるまで時間がかかる点が難しい部分ではありますが、練習問題を通して慣れてしまえば強力な武器になります。
今まで先読みに苦手意識があってうまくいかなかった方も今回紹介した内容を参考に先読みに挑戦してみてください。
リスニングが苦手な方や聞き取れない方に見てほしいリスニング対策の勉強方法や解き方のコツをまとめた記事も公開しているので、そちらもぜひご覧ください。

