これから就職や転職を考えている方や社内で昇格を目指している方だと、一度は「TOEICで高得点を取っておきたい」と感じたことがあるのではないでしょうか?
TOEICは英語力の証明に使える試験であり、書類審査の際に応募先企業から確認されたり、昇進の際に社内規定で一定のTOEICを取得しておく必要があったりと重要な役割を担っています。
しかし、特に社会人の方は忙しくてTOEICの勉強時間を確保できない場合も多いと思います。
帰宅後は疲れきっていて、お風呂とご飯だけ済ませて寝てしまうことも少なくないのではないでしょうか?
そんな時に使えるのが、「通勤時間」です。
TOEICのスコアアップのために会社から帰宅して勉強しなくても良いように、電車やバスに乗っている時間を有効活用してみましょう。
本記事では、忙しくてなかなか家でTOEIC用の勉強時間が取れない方に向けて、
・通勤時間がTOEICのリスニングに向いている理由
・通勤時間でTOEIC対策を行うコツ
・通勤中に使うと便利なTOEIC対策アプリ
などをご紹介していきます。
TOEICスコアが伸びない、効率的な学習方法がわからないと悩んでいる方へ
TOEICはPart1からPart7まで幅広くカバーする必要があり、独学だと時間がかかる場合があります。
お金はかかりますが、英会話スクールを使用して解き方のコツやアドバイスをもらいながら短期間でスコアを伸ばす方法も1つの選択肢です。まだTOEICを受験したことがない方やスケジュールを立てる時間がない方、その他にもお悩みがある場合は一度無料相談してみると良いと思います。
◆マイチューター(mytutor)
TOEICやTOEFL、IELTSから英検まで様々な資格に精通した講師陣が在籍するオンライン英会話スクールです。TOEIC講座は500点、650点、800点とコースが3つ用意されており、目標スコアに合わせて選択できます。コスパが高いのでぜひ料金もチェックしてみてください。
◆ワールドトーク
こちらもTOEIC対策ができるオンライン英会話スクールで、1番の特徴は主に日本人講師で構成されている点です。日本人講師だからこそ、効率的な点数のあげ方を日本人目線でお話ししていただけます。苦手なPartの徹底対策や、実際に高得点を取得している講師からのアドバイスによって着実にスコアを伸ばせます。
◆桐原オンラインアカデミー
Next Stage [ネクステージ]などの英語学習教材を出版している「桐原書店」と、上記でご紹介した「ワールドトーク」が共同開発した、資格対策特化型のオンライン英会話スクールです。日本人講師のもと、TOEICや英検の準備を専用のカリキュラムにのっとって短期集中で進められます。
通勤時間を活かしてTOEICのスコアアップを目指したい方はぜひ最後までご覧ください。
通勤時間がTOEIC学習に向いている理由
まずは、なぜ通勤時間がTOEIC学習に向いているのかをみていきましょう。
英語の音声を聞く習慣がつく
まず1つ目に、英語の音声を聞く習慣をつけることができるからです。
英語力を上げるためには、英語に慣れるためにも、できる限り毎日英語に触れることが重要になります。
英語は言語なので、単語やフレーズ、文型も様々なものがあるため、勉強をコツコツ進めていくことが求められます。
勉強を始めたタイミングではやる気に満ち溢れていても、数日後には帰ってから勉強する気力が起きずにやめてしまうなんてこともありますよね。
出社が求められる企業では毎日通勤する必要があるため、通勤時間を活用することでそんな悩みを解決し、習慣化できることでしょう。
片道30~40分の通勤だとしても、往復で約60分なので、月で考えると60分×20日(出勤日数)=1,200分(20時間)を確保できることになります。
自宅よりも誘惑が少ない
通勤中は自宅よりもできることが限られています。
自宅だとついつい手を伸ばしてしまう漫画やゲーム、テレビなどの誘惑が通勤時間にはありません。
ノイズキャンセリング機能がついたイヤホンを活用しつつ、集中してTOEIC学習を進めるようにしましょう。
おすすめのワイヤレスイヤホンを貼っておくので、もし興味があればご覧ください!
通勤時間はTOEIC学習に向いているが注意が必要
通勤時間はTOEIC学習に向いていますが、いくつか注意して欲しい点があります。
詳しくは後述していますが、通勤時間を活かしたTOEIC学習は基本的に「リスニング」と「単語学習」に向いており、「リーディング」には向いていません。
また、700点~800点以上を目指したい方は、家でしっかりと長文問題を解く必要があります。
特にTOEICのリーディングでは、Part5、Part6、Part7の時間配分を意識することが大切であるため、実践形式の練習を通して自分に合った時間配分を見つけることが求められます。
リスニングに関しても、通勤時間ではPart1、Part2、Part3とPart4を通して45分確保することは難しいため、本番が近づいたタイミングで集中力を維持するためのトレーニングが重要です。
通勤時間でTOEIC対策を行うコツ
それでは、通勤時間でTOEIC対策を行うコツを見ていきましょう。
出社時と退社時で勉強内容を変える
出社時と退社時は頭の働き方も異なるため、勉強内容を分けることをおすすめします。
行きは頭が働きやすいため少し難しめの問題、帰りは単語の暗記など少し負荷の少ない勉強がおすすめです。
TOEIC対策アプリを活用する
隙間時間の活用や効率的なTOEIC対策を行いたい場合は、TOEIC対策アプリの活用を視野に入れると良いでしょう。
TOEICに合った勉強方法を探すところから始めてしまうと時間がかかってしまいます。
そのため、TOEICの対策方法が分からない方や効率的にTOEIC学習を進めたい方はぜひ活用してみてください。
本記事の後半でご紹介している「スタディサプリ(TOEIC対策コース)」や「Santa」はサブスクリプションサービスとなっています。
月に数千円支払う必要がありますが、TOEIC全体を通した対策ができるため、普通に複数の参考書を購入するよりもお得になる場合もあります。
「スタディサプリ(TOEIC対策コース)」は無料お試し期間もあり、自分には合わないと感じた場合は無料期間中であればお金は一円もかからないため、気軽に使ってみてください。
覚えたい単語は記録する
知らない単語や覚えたい単語はメモ帳に記録しましょう。
個人的におすすめしたいのは、LINE内で自分だけのグループを作成し、そこに覚えたい単語をどんどん追加していくことです。
定期的に、グループを見直し、単語力を伸ばしていきましょう。
通勤中におすすめのTOEIC勉強方法
それでは、通勤中におすすめしたいTOEICの勉強方法をご紹介していきます。
リスニング編
基本的にリスニング力向上のために、「ディクテーション」と「シャドーイング」をおすすめしていますが、通勤中は英文を書き出したり、ボソボソ呟くことはできないことが多いと思います。
「シャドーイング」に関して言えば、頭の中で行っても良いと思いますが、難易度は高めです。
そんな時は、TOEIC学習向けのスマホアプリを活用しましょう。
後述していますが、TOEIC学習に特化した勉強ができる下記のようなアプリがおすすめです。
また、「特急シリーズ」のような英語教材を使いたい場合は「abceed」というアプリ内で教材を購入し、活用することをおすすめします。
リーディング編
Part5とPart6で出題される「短文の穴埋め問題」を除いて、通勤中のリーディングの勉強はおすすめしません。
長文問題を解く際は、まとまった時間が必要となるからです。
また、そもそもスマホで長文は読みにくく、変に時間がかかってしまう場合もあります。
そのため、電車内では、リスニングや単語学習、短文の穴埋め問題などに時間を費やし、休日やまとまった時間が取れる時にテキストを使いながら長文対策を行いましょう。長文が苦手な方は「精読」でリーディング力を上げることをおすすめします。
一方で、「短文の穴埋め問題」は、隙間時間を活用できる上に、解けば解くほど出題傾向(時制や品詞など)を把握でき、スコアを伸ばすことができます。
単語編
単語は例文を含めても文章がそこまで長くならず、単語単位で区切りやすいため、例え電車が隣駅までであっても、勉強を進められます。
単語学習を進める場合は、現在のレベルに合わせて「金のフレーズ」、もしくは「銀のフレーズ」を活用しましょう。
「金のフレーズ」と「銀のフレーズ」の違いは難易度であり、「金のフレーズ」の方が難しいです。
英語が苦手で自信がない方は「銀のフレーズ」から始めることをおすすめします。
通勤中に使うと便利なTOEIC対策アプリ
ここでは、通勤中に活用できるTOEIC対策アプリご紹介していきます。
スタディサプリ(TOEIC対策コース)
スタディサプリ(TOEIC用)は、TOEICに特化した対策ができるアプリです。
隙間時間を使ったTOEIC対策や、実践形式の問題への回答を通して、効率的に学習できます。
アプリは月額制で有料ですが、短期間で効率よくスコアを上げたい方、まとまった時間が取れずに隙間時間で着実に勉強を進めたい方にはおすすめです。
また、1週間の無料体験期間も設定されているので、実際に有料コースに移行する前に、ご自身の勉強スタイルと合っているかを確認することもできるので、ぜひ試してみてください。
\ 1週間無料体験!/
Santa
Santaは、600万人の利用者がいるAI学習アプリで、学習レポートをもとに専用のおすすめ学習に関する提案を受けることができます。
診断テストからTOEICスコアを95%の精度で予測し、予測スコアの分析をもとに目標スコアとの差分を明確にすることができます。
・単語学習
・リスニング
・リーディング
の全てに対応できるため、TOEICスコアで伸び悩んでしまっている場合やこれから短期間で高得点を取得する必要がある場合はぜひ試してみてください。
ちなみに、僕がSantaの無料のTOEICスコア診断を受験した結果と受験の手順はこちらにまとめています。
アプリダウンロードから受験、結果の確認まで10分くらいで終わるので、隙間時間にぜひ自分のスコア予測を確認してみてください!
\ AIを使ったTOEIC学習!/
通勤時間に行うTOEIC学習に関するQ&A
それでは、通勤時間に行うTOEIC学習に関するQ&Aを見ていきましょう。
TOEICに関係しない教材を使ってもスコアは上がる?
英語技能を上げるためにTOEICに関係しない教材を使うことは問題ありません。
基礎的な英語力が上がることで、TOEICの点数アップも見込めます。
しかし、短期間でTOEICのスコアを上げたい場合は、TOEICは形式が決まっているため、解き方のコツや対応する問題集を使ったTOEICに特化した勉強がおすすめです。
自分一人ではなかなか勉強が進まない方は、「ワールドトーク」や「桐原オンラインアカデミー」のようなTOEIC試験対策のノウハウを持った日本人講師が在籍しているオンライン英会話を試してみるのも一つの手です。
興味がある方はぜひ一度挑戦してみてください。
休日のリーディング練習におすすめの教材は?
リーディングにおすすめの教材は2つあります。
まずは、「公式問題集」です。
この教材には2回分の模試が収録されています。
EST(Educational Testing Service)というTOEICの実施団体が本番と同じように作成したものなので、本番に一番近い問題集だと言えるため、もしも本問題集を解いたことがない場合はぜひ本番前に解いて試験に慣れることがおすすめです。
このTOEICの公式問題集は定期的に更新されるので、最新のものから使っていくようにしましょう。
もし、公式問題集をすでに使い終わっている場合は、「TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問」がおすすめです。
本教材はTOEICの非公式問題集で3回分の模試が収録されています。
公式問題集と違う点は問題を解くときのテクニックやつまずきやすいポイントが丁寧に説明されている点です。
力試しや事前の確認として使う場合には、TOEICの公式が出している公式問題集が良いですが、公式問題集では問題の解説は載っているものの、問題を解くためのテクニックやつまずくポイントが解説されていないため、スコアを伸ばすには非公式問題集を併用して勉強を進めることをおすすめします。
通勤時間をうまく活用してTOEIC対策を行おう!
いかがでしたか?
英語学習は積み重ねが重要なので、通勤時間などの隙間時間を有効活用することが必要となります。
特に、仕事が忙しくて帰宅後にTOEIC学習用の時間を確保できない場合は、通勤時間を使った英語学習を習慣化させることで、効率的にスコアを上げることができます。
慣れるまでは大変だと思いますが、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてTOEICスコア向上を目指してみてください!