TOIECのPart3とPart4の違いとは?問題パターンごとの対策やかかる時間を詳細解説!

TOEICのPart3とPart4で高得点を取るためのガイドを表した画像

TOEICのPart3とPart4はリスニングで大部分を占めるため、これから対策して高得点を目指したいと考えている方は多いと思います。

Part3と4で高得点を取るために重要なポイントは、先読みを徹底することや回答のテンポを守ることなど、様々なものがありますが、問題形式を理解することも重要な対策の一つになります。

本記事では、これからTOEICのPart3と4を対策したい方に向けて、

・TOEIC Part3と4の概要と問題数
・TOEIC Part3の問題形式と解き方のポイント
・TOEIC Part4の問題形式と解き方のポイント

などを紹介していきます。

TOEICのPart3とPart4で高得点を取りたい方はぜひ最後までご覧ください。

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目次

TOEICのPart3と4の概要と問題数(試験時間)

まずは、Part3とPart4の概要を確認していきましょう。

TOEICのPart3は全部で39問Part4は全部で30問です。

時間は約17分、約16分くらいかかります。

問題と問題の間で休む時間はないため、集中力のコントロールが鍵となります。

ナレーターは英語のネイティブスピーカーで、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの4カ国の英語が使われます。

それぞれの発音には特徴があり、慣れていないと聞き取れない場合もあるため、問題集を解いて慣れるようにしましょう。

TOEIC Part3の問題形式と解き方のポイント

ここからは、TOEIC Part3の問題形式をご紹介します。

Part3は2~3人の会話です。

社内での会話から、ホテルや飛行機の予約調整、お客さんと店員のやりとりなど様々な問題が出題されます。

それでは、どんな問題があるのかをみていきましょう。

意図問題

意図問題は、ある特定のセリフに対して、どういう意図でその発言がされているのかを問う問題です。

「Why does the man say, “…”?」といった形で聞かれ、“”の中に記載されている文章のスピーカーがどのような意図で発言したのかを想像します。

意図問題は会話の中からその発言者の意図を予想する必要があり、難易度は比較的高めです。

そのため、正答率を上げる上で、先読みのテクニックを活用することが重要です。

正直なところ苦手な方は飛ばしても良いと思います。

どこで発言が出るのかに集中しすぎると、残りの2問にも影響が出てしまうかもしれないからです。

形式に慣れて、リスニングの際に少し気持ちと時間に余裕が出てくると、会話の雰囲気から予測することも可能になります。

少し呆れ気味なのか、テンションが高めなのかなど、スピーカーの発言方法や声のトーンから、答えを予測することも正解への近道です。

図表問題

こちらは問題用紙に印刷された図表を見ながら、問題に回答する形式です。

例えば、メニュー表が印刷されていて「レストランの新しいメニューの値段はいくらか」と聞かれたり、地図が印刷されていて「どこにピクニックに行くか」と聞かれたりなどです。

他にも円グラフからデータの読み取りなども出題されています。

基本的に、1つの会話文に対して設問3つの内、1つは図表からの読み取りが出ています。

図表問題で注意して欲しい点としては、会話の前半で聞き取った内容から会話の後半で変更や修正があり、最初に聞き取った内容が回答とならないパターンがあることです。

また、図表は先読みに時間がかかるので、間に合わない場合もあることでしょう。

そういった場合は、とりあえず選択肢に記載されている内容が図表のどこに載っていて、その内容が何なのかを確認することをおすすめします。

例えば、メニュー表が記載されていて、選択肢に金額が記載されていた場合は、どの金額がどのメニューにあたるのかを確認します。

基本的に、設問3つの中で1問しか出ないので、先読みできない状態で会話が流れ始めてしまった場合は、図表に関係しない残りの2つを優先し、図表からの読み取り問題は捨てても良いと思います。

会話のテーマや概要についての問題

こちらは会話のテーマや目的、概要や話し手の職業などを尋ねる問題です。

基本的には3つの設問の中で最初に出題されています。

例えば、以下のように、その会話の大まかな設定やシチュエーションを尋ねられます。

・この会話がどこで行われているのか、
・会話で出てくる男の人は誰なのか
・どんな話題なのかなど

テーマや職業などは会話中で明言されることは少ないので、会話の内容から予想する必要があります。

しかし、基本的には会話の前半で判断できることが多いため、前半に集中して状況を聞き取るようにしましょう。

先読みが正しくできていれば、会話を聞く前から状況を想像でき、正答率アップにつながることでしょう。

また、基本的に設問の文章は「会話の場所」、「会話のテーマ」、「話している人は誰なのか」など決まったパターンが多いので、設問を翻訳している方はパターンを覚えて、先読みの時間を短縮しましょう。

会話の詳細についての問題

会話の詳細を尋ねられる問題では、「男性が女性にお願いしていることは何か?」、「男性はどんなことを心配しているか?」、「女性は何をお願いされているか?」など、会話中に出てきた内容を具体的に尋ねられます。

基本的には会話中に答えが登場するため、注意しながら聞くようにしましょう。

反対に、聞き逃してしまうと、回答を予測することが難しいので、ストーリーを把握しながら、具体的に言及されていないかを意識しましょう。

答えが聞き取れた時点で、マークシートに点をつける、もしくは指を置くなど、回答を忘れないように注意しましょう。

次の行動についての問題

最後に会話の内容から次の具体的な行動を回答する問題です。

例えば、「女性は次に何をしますか?」、「男性は次にどこに連絡しますか?」などです。

基本的には3つの設問のうち、最後に登場します。

「I will」や「 I’m going to」など、未来の行動を示す表現や、直接的に「tomorrow」「in the few days」「 in the future」など、未来を表す表現が含まれる発言が答えになりやすいので、会話中に登場するこれらの表現をヒントに、選択肢から回答を選ぶようにしましょう。

TOEIC Part4の問題形式と解き方のポイント

Part4は1人のアナウンス形式です。

広告や宣伝、ニュースやアパートの工事についてなど様々な問題が出題されます。

]基本的な構成や対策方法はPart3と同じです。

話し手の意図問題

こちらは話し手がどんな意図を持って発言をしているのかを予想する問題です。

「Why does the speaker say , ”…”?」といった形で聞かれるので、“”に入った文章の意図を、アナウンスから予想することが求められます。

図表問題

こちらは問題用紙に印刷された図表を見ながら問題を解く形式です。

地図が載っていて、当日にどのルートを使って目的地に移動するのかを問われたりします。

会話のテーマや概要についての問題

こちらはアナウンスの目的や、トピック、話し手が誰なのか、といった会話のテーマや概要を答える問題です。

会話の詳細についての問題

こちらはアナウンスの中から、「話し手が提案していることは何なのか?」「ハイキング中に聞き手がおそらく見るものは何なのか?」など、具体的な内容を把握して回答する問題です。

次の行動についての問題

最後にこちらは、話し手が聞き手に何をして欲しいのか、話し手が次に何をしようとしているのか、次のアクションを問われます。

Part3とPart4の違いって何?

Part3とPart4は非常に似ているため、これらの具体的な違いがわかっていない方も多いのではないでしょうか。

ここでは両者の違いを見ていきましょう。

Part3とPart4の違いは以下のようになっています。

Part3Part4
問題数39問30問
全体の時間約17分約16分
登場する人の数2人~3人1人
特徴複数人による会話なので話の内容がころころ変わる場合あり全体を通して一貫した内容で文章が読み上げられる

登場人物の人数や問題数に違いがありますが、問題形式などには特に大きな違いは見られません。

個人的には複数人でストーリーが展開されるPart3の方が難しいイメージがあります。

TOEICPart3とPart4対策におすすめの勉強方法と問題集

ここからは、TOEICPart3とPart4対策におすすめの勉強方法と問題集を簡単にご紹介します。

TOEICPart3とPart4対策におすすめの勉強方法は以下の通りです。

・何度も同じ問題を繰り返しとく
・シャドーイングとディクテーション
・先読みの練習をする
・聞き取れない単語の特定
・マークシートを使うことに慣れる
・問題を解くときは連続で何問か解く

また、TOEICPart3とPart4で高得点を取るためにおすすめの問題集には以下のようなものがあります。

・特急シリーズ
・金のフレーズ / 銀のフレーズ
・公式問題集
・TOEICテスト 非公式問題集 至高の400問
・TOEIC L&Rテスト でる模試 リスニング700問

Part3と4の対策に向けた勉強法や問題集について詳しく知りたい方は、下記記事もあわせてご覧ください!

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TOEICのPart3とPart4を解くときのコツ

次に、TOEICのPart3とPart4を解くときのコツをいくつか見ていきましょう。

Part3とPart4のコツには以下のようなものがあります。

・会話が行われているシーンを想像しながら聞く
・問題に回答するタイミングを調整する
・会話の冒頭に集中する
・回答のペースを崩さない
・集中力をコントロールする
・設問の先読み
・1つ目が聞き取れなくても諦めない

それぞれのコツについて詳しく知りたい方は、下記記事もあわせてご覧ください!

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TOEICPart3とPart4の対策に関するQ&A

それでは最後に、TOEICPart3とPart4の対策に関するQ&Aを確認していきましょう。

TOEICのPart3とPart4の問題形式の違いを教えてください。

TOEIC Part3は複数人の対話を聞き、対話に対して3つの質問に答えます。

反対に、Part4では、一人のスピーカーによるスピーチやアナウンスを聞き、それに基づいて3つの質問に答えます。

TOEICのPart3とPart4にかかる時間はそれぞれどれくらいですか?

TOEICのPart3は全部で39問で17分、Part4は全部で30問で16分です。

まとめ

いかがでしたか?

本記事では、TOEICのPart3とPart4の問題の概要や問題パターンごとの回答のポイントなどをご紹介しました。

それぞれの問題パターンを把握しておくことで、落ち着いた状態で試験に臨むことができます。

まだ、慣れていない方は、ぜひ本記事で紹介したような問題のパターンを意識しつつ、練習に取り組んでみてください。

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