TOEICのPart2は癖があり、テンポも速いため、苦手だと感じている方は一定数いるのではないでしょうか?
実は、Part2はしっかりと問題形式を把握して、形式に慣れることで、高得点を目指すことができるのです。
そこで、本記事では、TOEICのPart2の形式の把握に困っている方に向けて、
・TOEIC part2の問題形式と問題数
・TOEICのPart2対策のコツとは?
・TOEICのPart2に効果的な勉強方法と問題集
などをご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
TOEIC part2の問題形式と問題数
TOEICのPart2は応答問題と言われており、読み上げられた短い文章に対する回答を3つの選択肢から選んで回答します。
全部で25問ある上に、テンポよく進むので集中力が求められます。
TOEICの他の問題は4択なので、選択肢が3つしかないPart2は慣れれば解きやすいです。
問題用紙には「Mark your answer on your answer sheet.」とだけ記載されており、問いかけも選択肢もどちらも記載されていないのが特徴になります。
問いかけに続いて、3つの選択肢が読み上げられるため、問いかけへの返答として最も適切な選択肢を選ぶ必要があります。
TOEIC Part2の問いかけが疑問詞で始まるパターンとその対策
TOEIC Part2の問いかけのパターンとして頻出するものの一つに、疑問詞から始まる問いかけ文があります。
・When(いつ)
・Where(どこ)
・Who(誰)
・What(何)
・Why(なぜ)
・Which(どちら)
・How(どのように)など
がこの問題にあたります。
こうした疑問詞で始まる問いかけに対しては、YesやNoが入った選択肢は間違えになるので、選択肢から外すように注意しましょう。
本番で焦るとついつい選んでしまうこともあると思うので、練習して慣れるようにしましょう。
疑問詞で始まる問いかけ問題に正解するためには、文頭の単語を聞き漏らさないようにしましょう。
反対に、全体を聞き取れなくても解答できるケースが多いので、確実に正解できるように、問題集などで練習しましょう。
Whoで聞かれている問題に対しては、人の名前が入っている場合が基本的に答えとなるように、疑問詞の先頭が分かれば問題が解きやすくなります。
「〇〇に聞いたら?」のような返答や「知らない」といった返答が解答になることもあるのでご注意ください。
TOEIC Part2の問いかけが疑問詞以外を使ったパターンとその対策
TOEICのPart2では、疑問詞以外を使った疑問文も出題されます。
ここでは、いくつかの問題パターンを見ていきましょう。
YesかNoを尋ねる形
こちらの問題形式では「Do you ~?」や「Could you ~?」などの問いかけ文が出題されます。
数年前まではYesかNoが含まれた選択肢が正解となることが多かったのですが、最近はYesかNoが選択肢に含まれていないこともあります。
例えば、「Did you go to the concert last night?(昨日はコンサートに行ったの?)」という問いかけに対して、「I was busy with work.(仕事が忙しかった。)」という選択肢が解答になる場合があります。
このように、こちらの問題パターンでは、先頭だけに集中しても解答できないケースが増えてきています。
そのため、先頭と文中の動詞、形容詞に注意して聞くようにしましょう。
「Could you~?」や「Would you~?」などの問題に対する回答として、YesかNoではなく、「Sure.」や「Of course.」などが解答になる場合もあるので、先頭+動詞、形容詞などに集中して、自然な会話になるように選択肢を選びましょう。
付加疑問文
付加疑問文は「You’re going to move to Tokyo next week, aren’t you?」のように文末にフレーズがついているパターンです。
普通に平叙文っぽく文章が読まれて、最後の最後で疑問系に変わるので少し厄介な問題です。
しかし、一度形式に慣れて疑問文であることを認識できると、問題についての考え方はYesかNoを尋ねる形式の問いかけとほとんど同じです。
「~don’t you?」や「~isn’t it?」などが文末についても、「〜ですよね?」といった意味に変わるだけなので気にしなくて大丈夫です。
上記の例でいくと、
You are going to move to Tokyo next week, aren’t you?(来週東京に引っ越すんだよね?)
Are you going to move to Tokyo next week?(来週東京に引っ越すの?)
といったくらいの違いになるので、基本的に聞いている内容は同じになります。
否定疑問文
否定疑問文は「Isn’t it ~?」や「Aren’t you~?」のように文頭が否定系で始まる問いかけです。
付加疑問文の時に使った文を例に出すと、「Aren’t you goint to move to Tokyo next week?」となります。
こちらも「来週東京に引っ越さないの?」といった意味になり、聞いている内容は通常の疑問文と同じです。
また、英語では「Aren’t you ~?」でも「Are you ~?」でも引っ越す場合はYes、引っ越さない場合はNoと解答するので、特に意識せずに動詞や形容詞部分を聞き取るように気をつけましょう。
AかBを選ぶ形式の疑問文
AかBを選ぶような問いかけの問題も出されます。
一番簡単な例で言うと、「Which do you like, sushi or yakiniku?(寿司と焼肉どっちが好きですか?)」みたいな問いかけ文です。
単純にAかBを答えている選択肢が正解となる場合もありますが、下記のような選択肢が回答となることも多いです。
日本語 | 英語 |
---|---|
どっちもあり | I like both of them. |
どちらでも良い | ・Either is fine for me. ・It doesn’t matter. ・I don’t mind. |
まだ決まってない | I haven’t decided it yet. |
他の人に聞く | Ask john about it. |
別の選択肢を提案する | How about C? |
AorBを選ぶ形式の疑問文はパターンを覚えると回答しやすいので問題集を解いてしっかりと対策しましょう。
YesかNoが含まれた選択肢は回答として不適切なので選ばないようにしましょう。
TOEIC Part2の問いかけが平叙文であるパターンとその対策
平叙文とは「I’m going to the movies tonight.(今夜は映画に行きます。)」などの捻りのない文章です。
このような問いかけに対する回答としては「That sounds good.(いいね。)」などの賛成のコメントや質問文などが正解の選択肢になりやすいです。
問題にもよりますが、何かを買おうとしている方に、まだ買うべきじゃないよ、といった形で反対する意見を出すこともあります。
TOEICのPart2対策のコツとは?
英語初心者がTOEICのPart2で高得点を取得する際に使えるコツには以下のようなものがあります。
・最初の単語に集中する
・問いかけ文と同じ単語が選択肢に出てきたら答えから外す
・消去法を使う
・解けなくても切り替える
・ディレクションは聞かない
・疑問文の形が少し変わっても気にしない
こうしたコツを活用することで、TOEICのPart2の問題をより効率的に解くことができます。
特に、問題の初めの単語に注目し、答えとなりうる選択肢を絞り込むことが重要です。
また、一つの問題に固執せず、スムーズに次の問題に移ることも、簡単な問題を確実に正解するためには必要です。
TOEIC Part2の解き方のコツに関する詳細は下記記事で紹介しているため、興味がある方はぜひあわせてご覧ください。
TOEICのPart2に効果的な勉強方法と問題集
TOEICのPart2に効果的な勉強法は以下の通りです。
・参考書を解いて問題形式に慣れる
・ディクテーションとシャドーイング
・単語力を身につける
・TOEIC対策アプリで通勤時にもリスニング練習
参考書を解いて問題の形式に慣れることはもちろん、ディクテーションやシャドーイングをしながら少しずつリスニング力を高めていきましょう。
同時に、隙間時間を活用した英語学習や、単語力の強化も重要です。
おすすめの参考書には以下のようなものがあります。
・特急シリーズ
・受験票が届いてからでも間に合う11日間の即効対策プログラム
・公式問題集
・金のフレーズ / 銀のフレーズ
勉強方法やおすすめ教材の詳細は以下の記事でご紹介中なので、興味がある方はぜひあわせてご覧ください!
TOEIC Part2対策に関するQ&A
最後に、TOEIC Part2対策に関するQ&Aをみていきましょう。
TOEIC Part2の問題形式とは?
TOEIC Part2では、1つの問いかけと3つの選択肢が読み上げられます。
問いかけに対して最も適切な回答を選択肢から選びます。
TOEICのPart2は何問ですか?
TOEICのPart2は全部で25問です。
TOEICのPart2が聞き取れない理由はなんですか?
TOEICのPart2が聞き取れない理由としては以下のようなものがあります。
・文頭に意識が向いていない
・英語の音を聞くのに慣れていない
・語彙力が足りていない
・音の変化に対応できていない
まとめ
いかがでしたか?
本記事では、TOEICのPart2の問題形式や、Part2の対策に向けて重要となるポイントについてご紹介しました。
TOEICのPart2は癖がある問題ですが、一度慣れてしまえば比較的コスパ良くスコアを上げることができます。
そのため、現在苦手意識を抱えている場合は、問題形式の確認やPart2に使えるコツを活用しつつ、高得点を狙えるように正しい勉強法や問題集を選択して対策しましょう。
個人的に隙間時間を活用してPart2を対策したい方には、スタディサプリのTOEICコースがおすすめです。
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