Part6は問題数は少ないですが、ついつい時間をかけてしまう部分なのではないでしょうか?
Part5がスムーズに終わっても、Part6でつまずいてしまうと、Part7に時間を回せないですよね。
Part5の延長線上と考えていらっしゃる方も多いと思いますが、実はPart5とPart6では解き方が異なる問題もあるため、問題パターンを把握して解く必要があります。
そこで、本記事ではTOEIC Part6が苦手で対策したい方に向けて、
・TOEIC Part6の概要
・Part6の問題パターンと解き方のコツ
・TOEIC Part6を解くときのコツ
などをご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
TOEIC Part6の概要
まずはTOEICPart6の概要をみていきましょう。
Part6は長文穴埋め問題です。
イメージとしてはPart5とPart7を足して2で割ったようなものです。
Part6の問題数
全部で4つの長文に対して、それぞれ空欄が4つずつ、合計16問で構成されています。
Part5やPart7と比べると少ないですが、スムーズに解けるかでPart7にも影響が出ることでしょう。
空欄に当てはめる選択肢としては、単語、熟語から文章まで出てくるので注意が必要です。
Part6の回答時間
リーディングでは各Partに決まった時間があるわけではありません。
全部で75分で、基本的に55分はPart7に回すことをおすすめします。
そのため、Part5を12分、Part6を8分を目安に解きましょう。
1つの長文に対して2分で解く計算になります。
TOEIC Part6の問題パターンと解き方のコツ
それではPart6で出題される問題のパターンをみていきましょう。
Part6は大きく3つのパターンに分けられます。
Part5型問題(文法・語彙問題)
こちらはPart5で出題される文法問題や語彙問題、品詞問題と同じで、文章全体を読まずに空欄前後を見て回答できます。
この問題パターンだと分かったら、Part5のテクニックを使って問題を解くか、分からなければ捨てましょう。
注意してほしいポイントはPart5の問題を解く時と同じなので、詳細はPart5の解き方に関する記事をご覧ください。
Part5を解く時と違う点は、文章全体を読みつつ、文法問題や語彙問題に回答する必要がある点です。
空欄前後だけを読んで回答しても、文脈問題や文章挿入問題を解くときに長文を読み直すことになり、二度手間です。
そのため、空欄前後を読むだけで回答できるPart5に似た問題でも、Part6では全文を読みつつ回答しましょう。
Part6型問題(文脈問題)
次にPart6特有の文脈問題です。
基本的に空欄がある文章の前後を読み、逆説や順接などといった、文脈を理解して回答を選ぶ必要があります。
最初に全体を読んで、おおまかな内容を把握しておけば時間をかけずに解くことができます。
空欄だけに着目すると、正しい選択肢を選べないので注意しましょう。
また、接続詞を選ぶ問題の場合は、前後で順接か逆接かを確認することで、すぐに正解できる場合もあります。
長文全部を理解できなくても、以下のような大まかな流れさえ分かれば、選択肢は選びやすくなります。
・ポジティブな内容からネガティブな内容に切り替わっているのか(逆説)
・1つの内容が淡々と説明されているのか(順接)
・何かのイベントが発生した理由が説明されてるのか(Because)など
具体的な内容がわからなくても、全体の流れを把握できるように意識しながら文章を読んでみてください。
文選択問題(文章挿入問題)
最後は文章挿入問題です。
こちらは、選択肢に文章が4つ並んでおり、空欄に最も当てはまるものを選ぶ問題です。
Part6の中では基本的に一番時間がかかる問題であり、個人的に一番厄介だと思ってます。
こちらは空欄の位置で解き方が変わり、以下の3つのパターンに分けられます。
・文頭
・文中
・文末
特に文中に出た場合ですが、全体の流れを把握した方が問題を解きやすいので、一度飛ばして最後まで読んだ後に回答することをおすすめします。
文頭
まずは文頭に空欄がある場合ですが、
・これから述べる文章の内容の導入文
・挨拶のような文言
・これから読み進める文章の要約文
などが正解になる可能性が高いです。
文中
文中に空欄があるパターンは特に難しくなっています。
こちらは文章全体の流れを理解しなければ回答が難しく、答えが見当もつかない場合は、時間をかけずに切り捨てるのが一番良いと思います。
文末
文頭に空欄があった場合の逆で、
・内容のまとめ
・結びの言葉
・読者へに行動をお願いする言葉
などが正解になりやすいです。
TOEIC Part6が苦手な方の問題点
ここからは、TOEICのPart6が苦手な方に多い問題点を紹介していきます。
一つの問題に時間をかけすぎてしまう
時間配分が上手くできずに、一つの問題に時間をかけすぎてしまうケースです。
Part6は文中に回答がない問題もあるので上手く切り捨てられないと、時間だけが取られてしまいます。
その結果、Part7を解くのに十分な時間を残すことができなくなり、リーディングのスコアが伸び悩むことでしょう。
Part6をPart5の延長と考えている
Part6をPart5と同じと思っている方は多いのではないでしょうか?
ぱっと見ると似てそうですが、実は大きく異なります。
Part6は文脈を読んで回答する問題や、全体の流れを把握して長文を挿入する文章挿入問題など、断片的に内容を把握するだけでは解けない問題が多いです。
そのため、Part5とのギャップで苦手意識を持ってしまうこともあることでしょう。
Part6を解くときは文章全体を読んで、文脈をしっかりと確認するようにしましょう。
また、Part6では分からない単語を予測する力が必要となります。
TOEIC Part6を解くときのコツ
それではPart6を解くときのコツを紹介してきます。
8分で解くように気を付ける
まずはタイムマネジメントです。
Part6はPart5同様に時間をかけすぎないことが重要になってきます。
僕は、文章挿入問題に時間をかけてしまっていたので、切り捨てることも少なくなかったです。
そのように、文章挿入問題を切り捨てても、Part7を解き進めることで、リーディングスコアが400点を超えたので、ぜひ練習の段階で試してみてください。
全文読む
Part6はPart5と異なり、基本的に全文を読むことをおすすめします。
文章の前後だけ確認して正解できる問題もありますが、文脈問題や文章挿入問題への回答は難しいです。
そのため、最終的には文章を読み直すことになってしまい、2度手間になる可能性があります。
ある程度流れがわかるくらいで大丈夫なので、全体を読み、空欄を見つけ次第、回答を行いましょう。
分からない問題は捨てる
文章挿入問題の部分でも触れましたが、分からない問題は捨ててしまいましょう。
Part6はPart5同様に、単語を知らないと解けない問題も出てくるので、分からない問題は切り捨てて、その分Part7に集中することをおすすめします。
タイトルを確認する
TOEICのPart6の長文にタイトルがついている場合は、全体の流れを把握しやすくなるので必ず確認しましょう。
話の題目が分かると、内容の勘違いが減り、知らない単語も予想しやすくなるため、最初にタイトルが記載されていないかを確認しましょう。
TOEICのPart6対策のコツに関するQ&A
最後に、TOEIC Part6対策のコツに関するQ&Aをみていきましょう。
TOEICのPart6は何秒で解くべきですか?
TOEICのPart6は全部で8分以内に解くことをおすすめします。
TOEICの勉強が続きません。どうしたら良いですか?
TOEICの勉強が続かない場合は、自分の学習記録をつけて頑張ったことを再認識したり、定期的に模試形式で問題集を解くことでスコアアップを確認したりと様々な方法があります。
TOEIC対策アプリやオンライン英会話を活用し、外部からの助けを借りることもできますし、SNSなどでTOEICの勉強を頑張っている同士を見つけることもモチベーション維持にはおすすめです。
TOEICPart6の対策におすすめの問題集はありますか?
Part6の対策には、特急シリーズがおすすめです。
詳しくは別記事もご参照ください。
まとめ
いかがでしたか?
本記事ではPart6の概要や問題パターンごとの解き方のポイント、Part6のコツを紹介しました。
Part6はPart5に似ているような印象を持つ方も多いと思いますが、長文全体を読んで流れを把握する必要があったり、文章の挿入問題があったりと大きく違う点も多いです。
慣れるまでは難しいと思いますが、Part7に時間を回すために、Part6のコツを掴んで短時間で回答できるようになりましょう。
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リスニングが苦手な方や聞き取れない方に見てほしいリスニング対策の勉強方法や解き方のコツをまとめた記事も公開しているので、そちらもぜひご覧ください。