TOEIC対策では文法の知識を身につけることが不可欠です。
TOEICで文法といえば、Part5とPart6がありますが、適切に対処しないと、リーディングのスコアに悪影響を及ぼす可能性があります。
特にTOEIC初心者の方だと、時間配分ができずにPart7で時間を使えなかったり、意味を知らないと解けない問題に時間を使ってしまったりとスコアアップのチャンスを逃してしまう可能性があります。
そこで、本記事では、TOEIC初心者で文法問題を対策しようと考えている方に向けて、
・初心者におすすめの文法対策方法
・本番で文法問題を解くときのコツ
・初心者の文法対策におすすめの問題集
などを紹介していきます。
TOEICの文法問題を対策したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
TOEIC初心者の方にまずやって欲しいことは以下の記事にまとめているため、興味がある方はそちらもあわせてご覧ください!
初心者向け!TOEICの文法問題とは?
TOEICで文法問題といえば、短文の穴埋め問題のPart5と長文穴埋め問題のPart6があります。
Part5は全部で30問、Part6は16問から構成されており、リーディングパートではPart7の54問を含めて合計75分で解き終わる必要があります。
Part5の特徴、解き方などを知りたい方はこちら、Part6の特徴や解き方を知りたい方はこちらをあわせてご覧ください!
TOEIC初心者におすすめの文法対策方法
それでは、TOEIC初心者におすすめの文法対策方法をいくつか紹介していきます。
文法構造の基本を理解する
TOEICの試験対策を進める上で、英文法の構造を理解することは重要なステップです。
文法構造を把握することで、出題される様々な問題の種類に対応できるようになります。
まずは、名詞、動詞、形容詞、副詞など、各品詞の役割と機能を正確に理解することが重要です。
例えば、形容詞がどのように名詞を修飾するか、または副詞が動詞や他の副詞をどのように修飾するかを把握しておくと良いでしょう。
まずは、基本的な文の構造(主語 + 述語 + 目的語)を理解することから始め、徐々に複雑な文構造(複合文や複雑文など)へと移行しましょう。
さらに、TOEICではさまざまな文型が出題されるため、能動態と受動態の区別、疑問文、否定文、条件文など、多様な文型を正しく理解し、それぞれに対応するための練習を積むことが重要です。
文法構造の基本を身につけることで、TOEICの文法パートだけでなく、リーディングやリスニングで出題された問題を正しく理解するための基礎ができることでしょう。
単語力を上げる
次に、単語力を上げることも重要です。
語彙力を高めることで、リーディングやリスニングの内容を理解できるようになり、問題にスムーズに解答できるようになります。
単語学習には、「abceed」などのアプリを活用して、隙間時間を使って勉強しましょう。
毎日コツコツと新しい単語を覚える習慣をつけることが重要です。
また、単語を覚える際には例文と一緒に覚えることで、実際の使い方やニュアンスを理解しやすくなり、試験でも思い出しやすくなります。
問題を解く中で苦手な問題パターンを特定する
次に、自分の苦手な問題パターンを特定しましょう。
公式問題集や各Partに特化した問題集を解く中で、間違えた問題や時間がかかった問題を特定しましょう。
例えば、文法問題で特定の時制や語法にミスが多い場合、そこに関する知識の見直しや、その分野の重点的な対策が必要になります。
自分の弱点を特定し、学習計画を立てることで、効率的に得点力を向上させられることでしょう。
隙間時間を有効活用する
忙しい日常の中でも、隙間時間を有効活用することで、少しずつでも勉強を継続できます。
特に、通勤時間が長い方は通勤中に電車の中、通勤時間が短い方は会社や学校の休憩時間などに単語や文法、リスニング対策などを行うことで、毎日の勉強を続けられます。
隙間時間のTOEIC対策では、先ほど紹介した「abceed」やスマホ一つで単語学習やリスニング対策ができる「スタサプTOEIC」などがおすすめです。
TOEIC本番で文法問題を解くときのコツ
TOEICの本番で高得点を狙うためには、以下のように、文法問題を効率的に解くコツを知っておくことが重要です。
時間配分を徹底する
TOEIC試験の本番では、時間を意識しながら問題を解く必要があります。
そのため、問題集を使用する段階から、実際の試験と同様の時間配分で解くことで、時間を意識する癖をつける必要があります。
特に、リーディングパートでは一問にかけて良い時間を決めておくことで、Part7が全く解けない事態を防ぐことができます。
回答のコツを把握しておく
次に、文法問題には、頻出のパターンが存在しています。
Part5とPart6の回答のコツを把握しておくことで、素早く回答できるようになります。
例えば、選択肢の品詞を確認し、全文を読まなくても、前後の単語の品詞から空欄に適切な単語を選んだり、前後の文脈から時制や態を判断したりするテクニックがあります。
過去問や問題集を使ってこうしたコツを身につけておくと本番で素早く問題を解くことができます。
TOEIC Part5の解き方のコツはこちら、TOEIC Part6の解き方のコツはこちらからご覧ください!
分からない問題はすぐ飛ばす
TOEIC試験中に難しい問題や時間がかかりそうな問題は、すぐに飛ばすことが重要です。
特に、Part5の語彙問題などは単語を知らないと解けないので、問題のパターンから、時間をかけたら解けるのか、それとも頑張っても無理なのかをできるだけ早く見極める必要があります。
Part5の解けない問題に時間をかけるのではなく、文中に答えのあるPart7を解き進めるように注意しましょう。
TOEIC初心者が文法対策のために問題集を選ぶ際のポイント
TOEICの文法力を向上させるためには、適切な問題集を選ぶことが重要です。
特にこれからTOEIC対策を始める方の場合、どの問題集を選べば効果的に学習できるか悩むこともあると思うので、ここからは、文法対策の教材を選ぶポイントをいくつか紹介していきます。
自分のレベルに合っているか
まずは問題集が自分のレベルに合っているかを確認することが重要です。
問題集の難易度が高すぎると、挫折しやすくなりますし、逆に簡単すぎるとなかなかスコアが上がらないことでしょう。
最近の問題集では、「600点突破」のような目標スコアが記載されているものも多いため、自分が少し難しいと思う難易度の教材を選択するように注意しましょう。
慣れるのに十分な問題数が収録されているか
次に、問題形式に慣れるために十分な問題数が収録されているかを確認しましょう。
特に、文法力を鍛えるには、多くの問題を解いてパターンを身につけることが求められます。
問題数が豊富な問題集を選ぶことで、さまざまな出題形式に慣れることができます。
TOEIC初心者の文法対策におすすめの問題集
それでは、TOEIC初心者の文法対策におすすめの問題集をいくつかみていきましょう。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート5
Part5をまだ対策していない方には特急シリーズがおすすめです。
本問題集は解説が充実している上に問題数も多く、これからTOEICPart5を対策したい方に必須の一冊と言っても良いでしょう。
まずはこちらの問題集から試して、慣れてきたら「パート5特急 420問ドリル (TOEIC L&R TEST) [ 神崎正哉、Daniel Warr ]」へと移行するのが良いと思います。
僕は、難しい方から始めたため、解き方に慣れるまでは大変でした。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6
Part6も特急で対策できます。
各Partに特化する形で勉強できるので、パターンに慣れたり、問題の解き方を練習したりするには最適な問題集です。
英語が苦手で文法が全く分からない方はこちらの問題集から試して、慣れてきたら「TOEIC L&R TESTパート6特急新形式ドリル」へと移行すると良いでしょう。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
金のフレーズはTOEICのPart5対策に不可欠といっても良いでしょう。
特に語彙問題は単語の意味がわかっていないと回答ができないため、金のフレーズを中心にしつつ、問題集に出てきた単語を覚えることが重要です。
「600点レベル」や「730点レベル」、「860点レベル」のように目指すレベル次第で必要な単語を勉強することができます。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
英語が全く分からなくてどうしたらよいか分からない場合は「銀のフレーズ」という単語集もあるのでそちらから試してみてください。
1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急
本参考書はレベル別に「初級・中級・上級」と分けられているので、基本的な部分から上級者に向けた応用部分まで段階的に学習できます。
TOEICでよく出題される文法問題がまとめられており、効率良く文法問題を解く練習ができます。
また、解説もついており、間違えた箇所をそのまま放置する事態にはなりにくく、無料で音声も入手できるので、文法力だけでなく、リスニングも鍛えることも可能です。
一問一答形式なので、隙間時間に少しずつ取り組むことで着実にレベルアップできます。
【上級者向け】TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
難易度が高めですが、先ほど紹介した特急シリーズを使い終わって、もっと時間をかけてしっかりと対策したい方には、こちらもおすすめです。
あまり勉強に時間をかけられない方や900点台まで目指していない方は特急シリーズだけで対策できると思うので、状況に合わせて選択しましょう。
文法だけでなくリスニングやリーディング対策も重要
TOEIC対策では、文法だけでなくリスニング力やリーディング力も重要です。
TOEIC初心者の方に向けて、リスニングの対策方法を以下の記事で紹介しているため、興味がある方はそちらもあわせてご覧ください。
リーディング対策は後日更新予定です。お楽しみに!
TOEIC初心者の文法対策に関するQ&A
最後に、TOEIC初心者の文法対策に関するQ&Aをみていきましょう。
TOEICで文法は対策すべきですか?
TOEICで文法は対策すべきです。
文法の理解は、リーディングセクションだけでなく、リスニングセクションでも重要です。
文法力が向上すると、文章の構造や意味を正確に把握できるようになり、問題を解くスピードも上がることでしょう。
TOEIC公式問題集はやるべきですか?
個人的には、TOEIC公式問題集はやるべきだと考えています。
公式問題集は実際の試験と同じ形式、似たような難易度で作られているため、問題形式を把握するだけでなく、直前の仕上げにも使えます。
まとめ
いかがでしたか?
本記事では、TOEIC初心者の方に向けて、文法問題を対策するポイントやおすすめの教材を紹介しました。
文法問題の対策は問題パターンを把握できるまで問題集を繰り返し解く必要があるため、大変な部分もありますが、一方で、文法が身につくと、Part5とPart6以外の部分でも役立てることができます。
隙間時間などを活用しながら、少しずつスコアアップを目指して頑張っていきましょう!
個人的には、隙間時間でTOEIC対策ができる「スタサプTOEIC」がおすすめです。
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